2009-07-01 第171回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
今のパートナーシップジャパン、MDRのことですけれども、WHOによりますと、二〇〇七年の多剤耐性結核患者は五十万人に達しておりまして、その急速な蔓延が深刻な問題となっております。我が国としても、開発途上国における多剤耐性結核対策というものを支援することは重要だと認識をしております。
今のパートナーシップジャパン、MDRのことですけれども、WHOによりますと、二〇〇七年の多剤耐性結核患者は五十万人に達しておりまして、その急速な蔓延が深刻な問題となっております。我が国としても、開発途上国における多剤耐性結核対策というものを支援することは重要だと認識をしております。
○政府参考人(田中慶司君) 委員御指摘のとおり、特に多剤耐性結核というのは再発事例の約二割を占めると言われていることから、DOTS等によりまして治療を徹底して多剤耐性結核の発生予防に努めるとともに、現状では治療が困難な多剤耐性結核患者の治療、改善に向けた取組も非常に重要でございます。
今も御指摘のございましたように、治療が困難で死亡率も高い多剤耐性結核患者に対する診療を推進するために、国立療養所等を中心とした診療ネットワークを構築するということ。具体的には、都道府県域を越えた広域圏の拠点施設とか都道府県の拠点施設の整備をやってネットワークをつくる必要があるというようなこと。
それから、多剤耐性結核患者に対する診療ネットワークの中での役割。それから、多剤耐性、薬の効かない結核に対する相談窓口機能、ここでも出てくる。それから、精神疾患等を持っている患者さんの場合の合併症対策、これは国立精神療養所がそこで役割を果たすべきだと書いてある。広域圏の結核医療の拠点型医療機関としての役割。結核に関する情報の収集、分析と提供、公開。それから、再興感染症としての結核研究の推進。